インフォメーション
LICENSE厚生労働大臣許可医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 承認済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に提出し受理されました。
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症、皮膚再生治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた変形性関節症の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた筋腱炎、靭帯炎の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた皮膚再生療法
当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「糖尿病」「脳卒中」「肝障害」「変形性関節症」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与を再生医療安全確保法のもと、自由診療にて提供しています。再生医療とは、厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会において、厳しく審査が行われ、治療の妥当性・安全性・医師体制などが適切と認められる事ではじめて厚生労働省に治療計画を提出することができます。
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療は限界ではないだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んだり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼び、おすすめしています。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現。
ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配が無いおすすめの治療方法です。
- 1億の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC
できなくなったことを、再びできるように
わたしは医学部卒業後、大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院で関節や脊椎の疾患、脊髄損傷などの外来や手術に従事しました。また、救命救急センターで脳卒中や心疾患などの内科疾患を幅広く経験しました。
膝や股関節の人工関節については専門病院で約1000例以上の手術とリハビリを手掛け、その後生まれ育った地元でクリニックを開業いたしました。開業してからも患者さまの痛みや苦痛を少しでも和らげ、人生をより楽しく、明るい気持ちで過ごしてもらいたいという思いを持ち続けて診療を行い、地域の皆さまに愛される医療を目指し在宅医療や訪問看護にも力を注いで参りました。
そんな道を進みながらも、わたしは常に患者さまにどうやったらより質の良い医療を提供できるだろう、という思いを抱き続けて模索を繰り返していました。やはり保険診療の範囲では限界があり、患者さまの生活の質を一定以上回復させることは叶わないからです。
そんな時に再生医療と出会い、新たな可能性を見出すことができました。
再生医療の凄いところは、安全性を担保しながら治療を行う事が出来、しかも一般的には治療が難しいと言われる症状に対しても劇的な回復を見込めるという事です。脳血管疾患や脊髄損傷などで深刻な後遺症を持つ方がみるみる回復していく様に、わたし自身も驚きの連続でした。
また、膝、股関節、肩など関節疾患により大好きなスポーツが出来なくなった方が復帰されたり、手術をするしか選択肢がなかった方に、手術に代わる新たな選択肢をご提供する事が出来るようになった事で、多くの患者さまから「この治療を受けて本当によかった」と大変喜ばれております。
「これ以上回復させることはできないのが常識」という概念を覆したのですから、本当に凄いことです。もちろん再生医療は不治の病を全て治すことのできる万全な治療ではありません。しかし、一般的な医療の効果をはるかに超えて結果を出せる可能性がある事を、わたしはたくさんの実績を通して確信に変えています。
そしてもちろん、脳血管疾患や脊髄損傷、整形外科分野の疾患においてリハビリも欠かせない大事な要素の一つです。再生医療×リハビリの相乗効果で回復の幅がかなり広がることでしょう。
再生医療は、わたしが求め続けていた「人生をより楽しく、明るく過ごしてもらいたい」という医療に対する思いそのものだと感じました。現在も日々たくさんの方々にご来院いただき、たくさんの笑顔を見ることが叶っています。患者ご本人さまやご家族が泣いて喜ぶ瞬間は、何度立ち会っても感慨深く、私の原動力になっております。
再生医療における無限の可能性
再生医療の治療は、幹細胞という細胞を用いて行う治療です。幹細胞はとても小さく、身体の中をすみずみまで巡り、人の手の及ばない細かな箇所にもアプローチしてくれるものですので、この治療はまだまだ無限の可能性を秘めており、今後も様々な症例が報告されることでしょう。様々な疾患で苦しむ方の希望になるだろうと、わたしは思っています。
また、当院では患者さまご自身の細胞を使いますので安全に治療をお受けいただけます。どうか安心してご来院ください。
「できなくなったことを再びできるように」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることのお手伝いができれば幸甚の至りでございます。
医療法人美喜有会理事長 坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
略歴
- 1997年3月
- 関西医科大学 医学部卒
- 1997年4月
- 医師免許取得
- 1997年4月
- 大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
- 1998年5月
- 大阪社会医療センター附属病院 勤務
- 1998年9月
- 大阪府立中河内救命救急センター 勤務
- 1999年2月
- 国立大阪南病院 勤務
- 2000年3月
- 野上病院 勤務
- 2003年3月
- 大野記念病院 勤務
- 2005年5月
- さかもとクリニック 開設(2023年3月譲渡)
- 2006年12月
- 医療法人美喜有会設立 理事長就任
- 2019年6月
- リペアセルクリニック大阪院 開設
- 2021年5月
- リペアセルクリニック東京院 開設
- 2023年12月
- リペアセルクリニック札幌院 開設
主な医学論文•学会発表
- 論文名:透析患者に対する鏡視下手根管開放術の費用と手術手技
論文掲載:日本透析医学会雑誌(1340-3451)37巻Suppl.1 Page770(2004.05) - 論文名:IBBC手技を使用したTKAの中期成績
論文掲載:日本人工関節学会誌(1345-7608)30巻 Page35-36(2000.12) - 論文名:寛骨臼巨大骨欠損の再置換法とその成績 同種骨による欠損壁の修復と水酸アパタイト顆粒による空洞の修復
論文掲載:日本整形外科学会雑誌(0021-5325)74巻2号 Page S319(2000.02) - 論文名:骨セメントと骨界面に水酸アパタイト顆粒を介在させる界面バイオアクティブ骨セメント手技(IBBC)
論文掲載:日本整形外科学会雑誌(0021-5325)74巻3号 Page S666(2000.03) - 論文名:外反母趾手術chevron法に対するPLAの使用経験
論文掲載:中部日本整形外科災害外科学会雑誌(0008-9443)42巻1号 Page241-242(1999.01) - 論文名:亜急性に経過した膝蓋骨骨髄炎の1例
論文掲載:中部日本整形外科災害外科学会雑誌(0008-9443)41巻4号 Page1107(1998.07)
当院で再生医療を
サポートする専門医
藤間 保晶 院長
Yasuaki Toma
略歴
- 1995年3月
- 三重大学医学部学科卒業
- 1995年4月
- 奈良県立医科大学 整形外科入局
- 1996年1月
- 奈良県立奈良病院 救命救急センターおよび麻酔科(救急医療、麻酔)
- 1997年1月
- 三重県大台厚生病院 整形外科(へき地医療)
- 1998年1月
- 大阪松原市立病院 整形外科
- 2000年1月
- 済生会富田林病院 整形外科
- 2002年1月
- 奈良県立三室病院 整形外科
- 2004年7月
- 済生会奈良病院 整形外科
- 2006年7月
- 市立奈良病院 整形外科
- 2008年7月
- 国立病院機構奈良医療センター 整形外科・リハビリテーション科
- 2017年1月
- 市立奈良病院 整形外科・リハビリテーション科
- 2019年4月
- 石心会(新東京石心会)グループ さいわい鶴見病院 関節外科
主な医学論文•学会発表
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論文名:Early bone in-growth ability of alumina ceramic implants loaded with tissue-engineered bone再生培養骨を導入したアルミナセラミックス製インプラントの早期骨形成能について
著者:Tohma Y, Tanaka Y, Ohgushi H, et al.
論文掲載:Journal of Orthopaedic Research 24(4): 595-603, 2006. -
論文名:Bone marrow-derived mesenchymal cells can rescue osteogenic capacity of devitalized autologous bone自家培養骨髄由来間葉系細胞による壊死骨の骨形成能救済技術の開発
著者:Tohma Y, Ohgushi H, Morishita T, et al.
論文掲載:Journal of Tissue Engineering and Regenerative Medicine 2(1): 61-68, 2008. -
論文名:Basic and Clinical Research into Alumina Ceramic Artificial Joint Prosthesis loaded with Tissue-engineered Bone再生培養骨を導入したアルミナセラミックス製インプラントを用いた基礎研究および実際の人工足関節手術での治療成績
著者:Tohma Y, Tanaka Y, Ohgushi H, et al.
論文掲載:Tissue Engineering Research Trends, Nova Science Publishers, Inc.: 183-197, 2008.
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4. 論文名:骨への幹細胞移植
著者:藤間保晶, 大串始, 田中康仁, 他.
論文掲載:病理と臨床27(4): 367-371, 2009. -
5. 論文名:Osteogenic activity of bone marrow-derived mesenchymal stem cells (BMSCs) seeded on irradiated allogenic bone培養骨髄由来間葉系細胞による同種壊死骨の骨形成能救済技術の開発
著者:Tohma Y, Dohi Y, Ohgushi H, et al.
論文掲載:Journal of Tissue Engineering and Regenerative Medicine 6(2): 96-102, 2012. -
6. 論文名:再生医療におけるアログラフト
著者:藤間保晶, 大串始, 田中康仁
論文掲載:再生医療における臨床研究と製品開発. 技術情報協会:109-115, 2013. -
7. 論文名:Reg Gene Expression in Periosteum after Fracture and its In Vitro Induction Triggered by IL-6. 骨折後の骨膜に再生遺伝子(Reg遺伝子)が出現することを発見し、インターロイキン6により誘導されることを見出した研究
著者:Tohma Y, Dohi Y, Shobatake R, et al.
論文掲載:Int. J. Mol. Sci. 18(11): 2257, 2017. - ほか多数
吉塚 将昭
Masaaki Yoshizuka
略歴
- 2007年3月
- 広島大学 医学部 卒業
- 2007年4月
- 医師免許取得
- 2007年4月
- 市立三次中央病院 研修医
- 2009年4月
- 松山赤十字病院 整形外科 勤務
- 2011年4月
- 市立八幡浜総合病院 整形外科 勤務
- 2013年4月
- 広島大学病院 整形外科 勤務
- 2017年3月
- 広島大学大学院 医学系研究科 修了(医学博士)
- 2017年4月
- 土谷総合病院 整形外科 勤務
- 2020年4月
- 庄原赤十字病院 整形外科 勤務
- 2022年4月
- 斎木病院 整形外科 勤務
マキツボ整形外科クリニック 勤務
- 2022年10月
- リペアセルクリニック東京院 勤務
所属学会
- 日本整形外科学会 専門医
渡久地 政尚
Masanao Toguchi
略歴
- 1991年3月
- 琉球大学 医学部 卒業
- 1991年4月
- 医師免許取得
- 1992年
- 沖縄協同病院 研修医
- 1994年
- 沖縄協同病院 外科 勤務
- 2000年
- 癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
- 2008年
- 沖縄協同病院 内科 勤務
- 2012年
- 老健施設 かりゆしの里 勤務
- 2013年6月
- 医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
- 2014年9月
- 医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
- 2017年8月
- 医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
所属学会
圓尾 知之
Tomoyuki Maruo
略歴
- 2002年3月
- 京都府立医科大学 医学部 医学科 卒業
- 2002年4月
- 医師免許取得
- 2002年4月
- 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 勤務
- 2002年6月
- 関西労災病院 脳神経外科 勤務
- 2003年6月
- 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 勤務
- 2003年12月
- 大阪母子医療センター 脳神経外科 勤務
- 2004年6月
- 大阪労災病院 脳神経外科 勤務
- 2005年11月
- 大手前病院 脳神経外科 勤務
- 2007年12月
- 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 勤務
- 2012年3月
- 大阪大学大学院 医学系研究科 修了(医学博士)
- 2012年4月
- 大阪大学医学部 脳神経外科 特任助教
- 2014年4月
- 大手前病院 脳神経外科 部長
加藤 秀一
Shuichi Kato
略歴
- 1997年3月
- 埼玉医科大学 医学部 卒業
- 1997年4月
- 医師免許取得
- 1997年4月
- 三重大学附属病院 整形外科 研修医
- 1998年4月
- 伊賀市立上野総合病院 整形外科 勤務
- 2000年6月
- 鈴鹿中央病院 整形外科 勤務
- 2001年6月
- 三重大学医学部大学院 整形外科学 勤務
- 2003年4月
- 医療法人山本総合病院 整形外科 勤務
- 2004年4月
- 三重県立総合医療センター 整形外科 勤務
- 2006年4月
- 四日市社会保険病院 整形外科 勤務
- 2008年4月
- 医療法人博仁会 村瀬病院 整形外科 勤務
- 2008年9月
- 医療法人美喜有会 理事
- 2009年4月
- 医療法人美喜有会 整形外科みきゆうクリニック 管理者
症例紹介
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- 肝臓疾患の症例
- 幹細胞治療の症例
点滴投与で痩せやすい体質に!8キロものダイエットに成功 こちらの患者様は15年前に高脂血症を指摘され5年前から内服処方を受けていますが、改善がないと受診されました。さらに内科でエコーやCT検査の結果、脂肪肝とも診断され、食事と運動に気を付けるように指導されました。しかし仕事が忙しく、夜の付き合いも多いため難しいとのことで、再生医療を頼って当院を受診されました。 肝臓は文字通り、内臓の中で一番大きく肝になる臓器です。その働きはたんぱく質、脂質、糖などの栄養素の貯蓄、アルコールや有害物質の解毒・分解、消化酵素である胆汁の生成です。脂肪肝とは、摂りすぎて消費しきれない脂肪や糖質が中性脂肪となり、肝臓の周りにたまった状態のことです。脂肪肝の原因は、食べすぎ、お酒の飲みすぎ、運動不足、肥満が原因と言われています。長時間労働、ストレスフルな人間関係、24時間手軽に食品が購入可能なコンビニの普及、忙しくて運動する時間が取れない現代においては、成人男性の4割が脂肪肝であると言われます。 怖いのは「肝臓は沈黙の臓器」と言われ、脂肪肝、肝硬変になっても症状はありません。脂肪肝だと思って放置していたら知らないうちに肝硬変となり肝臓がんが突然発見される可能性もあるのです。 脂肪肝のように慢性的に肝炎状態が続くと、肝臓の線維化が進み肝臓自体が硬くなり肝硬変となります。線維化した肝臓はもとには戻らないと言われています。脂肪肝・肝硬変に関しては確立された治療法はありません。生活習慣の改善が主な治療法となりますが、これ以上肝臓が線維化しないようにといった予防的な意味合いしかありません。現在の保険診療の治療では、脂肪肝も肝硬変も根本的な治療はありません。当院ではそういった肝障害に対して再生医療を提供してきました。 具体的には、下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・組織に自動的に集まり、目的の細胞に分化したり、傷んだ部位・組織を修復することです。 肝臓の再生医療においては、投与された幹細胞は肝臓の炎症や線維化して硬くなってしまった組織を発見し、溶解・修復させることです。よって点滴する幹細胞は生きていないとホーミング効果が期待できません。当院で使用する細胞は、冷凍保存せず投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率90%以上の生き生きとしたフレッシュな細胞です。幹細胞に十分なホーミング効果を発揮してもらうには点滴する幹細胞の数も重要と考えています。 当院の細胞培養は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため、米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで1億個以上の数まで細胞培養が可能です。2024年からは、厚生労働省より2億個の幹細胞を投与できる許認可を得ることができました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 CT初見 腹部CTでは肝臓は脾臓よりも黒っぽく脂肪肝であることがわかります。 投与後の変化 1億個細胞を計5回点滴投与しました。 5回目の血液検査で、投与前はγ―GTP128であったのが投与後には68まで低下、中性脂肪は634であったのが340まで低下しました。 患者様からは「薬を飲んでも中性脂肪は減らなかったのが半減してうれしい。痩せやすい体質になって8キロものダイエットに成功したのもうれしい。」と喜んでいただけました。 痩せやすい体質と前向きな気持ちを手に入れダイエットに成功し、患者様にはこれからも健康増進に取り組んでいただけそうで私達もうれしく思いました。 厚生労働省認可済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では肝臓疾患に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が厚生労働省からの許認可により可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回~) 242万円(税込)~ <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000393 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.03.25 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
幹細胞投与により、多くの確かな効果を実感! こちらの患者様は、6年前からの四肢のこわばりと動かしにくさなどを訴えて受診されました。 初めて症状が出現したのは6年前です。6年前に足の動かにくさと歩行時のもつれが出現し、整形外科では「頚椎症性脊髄症」と診断されました。5年前に頸椎の手術を受けられましたが手術後に症状が悪化してしまい、両手の動かしやすさも出現したそうです。その後いくつかの病院を転々としましたが、手術をしてくれる病院を見つけることは難しかったそうです。やっとのことで2回目の手術を受けることができたのは4か月後のことです。しかし手術後に急に歩けなくなり、右上肢の激痛も出現したため精査したところ、感染していたことがわかりました。 その後3回目の手術を行いましたが、不運なことに3回目の手術直後も四肢を動かすことができなかったのですが、現在は歩行器を使用することで歩行は可能となっています。しかし握力は弱り、箸の使用も困難になり、ちょっとしたことでふらつくようになってしまいました。リハビリを続けてはいますが、現在は神経症状の改善が止まってしまったため、再生医療を希望して当院を受診されました。 現在の保険診療内では手術を行った後に、神経の回復が止まってしまった場合の根本的な治療法はありません。こういった場合の唯一の治療方法は幹細胞治療になります。私達は幹細胞治療の黎明期より、脊椎の手術後の後遺症に苦しむ多くの患者様に幹細胞治療を提供し、満足のいく神経回復をもたらしてきました。良好な治療成績の要因は2つあります。 1つ目は、冷凍保存しない生き生きした強い幹細胞を使用していることです。 2つ目は、投与方法です。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。針を脊髄のくも膜下腔まで進め、そこで幹細胞を投与します。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているので、その流れに幹細胞は乗って脊髄損傷部位まで届きます。 MRI初見 受診時のMRIでは頚髄の圧迫は3回にも及ぶ手術で改善されていました。 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2500万個細胞ずつ、合計2回の投与を予定しました。 1回目の投与後2か月で投与前の両手のしびれ・痛みが半分以下になり、両下肢のこわばりがほとんど消失し、体幹に力が入り足が上がるようになり歩行が安定、指が伸びるようになった、手が使いやすくなったなど様々な効果を実感いただけました。 頸椎、腰椎の手術後もなお後遺症に苦しんでいる患者様は、一度カウンセリングへお越しください。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000842 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.03.05 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
幹細胞投与後の翌日から、驚きの症状改善! こちらの患者様は20年以上前からの頸部痛と両上肢のしびれ・痛みで受診していただきました。頸椎椎間板ヘルニアの診断され、数年前に自由診療で2回レーザー治療を受けたことがありますが、効果は一時的であったそうです。 手術も検討したことがあるそうですが、首の神経の近くを操作する手術には恐怖心や抵抗感があり、躊躇してしまうそうです。そんな中、再生医療に興味を持たれ当院を受診していただきました。 当院では手術で神経の物理的圧迫を取り除いたにも関わらず残存したしびれや痛み、筋力低下、膀胱直腸障害などに対して幹細胞治療を希望する患者様が多い来院されます。しかし、手術を受けずに神経が物理的に圧迫されたままの状態であっても、症状によっては幹細胞治療の適応となります。痺れと頚部痛、そしてうつむいた時に吐き気がするといった症状に対して、どうしても手術後に後遺症が出たらどうしようと悩んでおられました。当院では手術を受ける前の患者様に幹細胞投与を行い、症状の改善を認めた例も多く経験しています。その理由は冷凍保存しない生き生きした強い脂肪由来の幹細胞を使用した脊髄腔内ダイレクト注射療法を行っているからです。 通常の脊髄損傷の幹細胞治療は、点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では「脊髄腔内ダイレクト注射療法」を行っています。 脊髄のくも膜下に幹細胞を注射すると、幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中で還流しているので脊髄損傷部位に直接大量の幹細胞が届きます。また使用する幹細胞は骨髄由来のものがいいのか脂肪由来のものがいいのかという議論がありますが、最近の論文では脂肪幹細胞による治療の方が効果が高いという報告があります。この論文での幹細胞も冷凍保存されたものを使用しているため当院の冷凍せず培養された脂肪幹細胞の治療効果は圧倒的に高いということになります。 骨髄由来の幹細胞を採取するには患者様への身体の負担が大きいです。一方の脂肪幹細胞であれば、下腹部から1㎝ほどの傷で米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで大丈夫な点も、脂肪幹細胞を使用するメリットです。 MRI初見 頸椎MRIではC4/5、C5/6に頸椎椎間板ヘルニアを認めました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に2500万個細胞の投与を計3回予定しました。 初回の投与後翌日から効果が早速現れました。20年以上悩まされていた頸部痛が、全くなくなったのです。さらにうつむくと吐き気が出ていたのですが、その症状も消失しました。そしてさらに、喉のイガイガや乾燥が半分ほどマシになりました。 投与翌日からの劇的な症状改善に患者様も驚かれていました。頚椎ヘルニアによる症状として上肢の痺れ以外にも、喉のつかえや食事が喉を通りくいなど、時折みられることがあります。しかし、食道の検査や耳鼻科で検査をするも特に何も問題は出てこないので、原因不明の症状とされることがあります。今までの経験で、このように原因不明と言われる症状に対しても、再生医療では治療ができることが多々ありました。 こちらの患者様は、両上肢の症状の改善を期待して、あと2回の幹細胞投与を行っていく予定です。 今後は脊髄腔内ダイレクト注射療法が世の中に広まって、治療の選択肢の一つになることを願っています。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000837 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.03.04 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
人工関節にするしかないかと諦めていたが、幹細胞治療にかけてよかった! こちらの患者様は40代からの左膝痛で受診していただきました。 整形外科への通院歴は40代からと長く、溜まった水を時々抜いてはヒアルロン酸の関節内注射で痛みをしのいできたそうです。ここ数か月はヒアルロン酸注射でも全く痛みが引かず、かかりつけ医には「末期の変形性関節症で人工関節しか手立てがない」と言われたそうです。 自分の脚で一生歩き続けたいという強い意思をお持ちの患者様は、人工関節は断固拒否、自分の膝を残すことができる再生医療に希望を見出し当院を受診していただきました。 レントゲン所見 レントゲンでは両膝の関節裂隙はほとんど消失しており、末期の変形性関節症でした。見た目もO脚変形が見られました。 当院では冷凍保存しない生き生きした細胞はもちろんのこと、米粒2~3粒程度の脂肪を採取するだけで1億個以上の数まで細胞を培養できます。これは他の幹細胞クリニックと比べて群を抜いた数です。生き生きした大量の細胞を損傷部位にピンポイントで投与するため、この患者様の膝同様に、骨と骨がくっついている末期の変形性関節症であっても疼痛が十分に軽減した経験を多数有しています。 一般的医療機関で行われている、冷凍している幹細胞であればO脚変形している膝に対しての再生医療はお断りされる例がよくあります。とはいえ当院でも、末期でもO脚変形のかなりきつい関節症に幹細胞投与を行っても、思うように効果が見られなかったケースがあるのも事実です。そのことを正直にお話すると、それでも当院での幹細胞治療にかけてみたいと治療を受けていただくこととなりました。 <治療効果>両膝に計5000万個の幹細胞を計3回投与+PRP 両膝に5000万個細胞ずつ、トータル1億個を計3回投与しました。 その結果、半年後には痛みは投与前10段階中7であったのが0.5まで軽減しました。 最終診察時には、「人工関節以外に痛みを取る方法はないと諦めていたが幹細胞治療にかけてよかったです」とお話いただきました。私達も末期の関節症であってもここまで疼痛が軽減できるものかとあらためて幹細胞治療の力に驚かされました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000469 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.02.13
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リゾトミーの術後後遺症にお悩みですか?日帰り最新医療のご紹介 「つらい腰痛が良くなると思って受けた治療で、後遺症が残ってしまった…」 そのようなお悩みはありませんか。 リゾトミーは慢性難治性腰痛の原因となる神経の伝達を遮断し、痛みをとる方法です。体への負担は少ないとされていますが、医療行為である以上は合併症のリスクからは逃れることはできません。人によっては後遺症が長期化してしまうこともあり得ます。 この記事では腰痛に対するリゾトミーの詳細と、術後後遺症としての神経損傷について、そして最新の後遺症治療としての再生医療について解説しています。 リゾトミーとは?高周波熱凝固療法について解説 リゾトミーは英語でrhizotomyと表記されます。主に脊椎の椎間関節の痛みをもたらす脊髄神経後枝内側枝に対する「高周波熱凝固療法」のことです。整形外科、あるいは疼痛を専門に扱う「ペインクリニック」で行われています。 この高周波熱凝固療法の技術は、従来の神経ブロック注射で効果が一時的である慢性難治性疼痛に用いられるものです。リゾトミーにおいては、椎間関節ブロックによって痛みが椎間関節由来だと診断された場合に行われます。 高周波熱凝固療法では、ターゲットの神経のすぐ近くにピンポイントで高周波(ラジオ波)を流す特殊な針を刺します。ラジオ波が神経組織内のイオン分子を高速振動させることで神経組織が高温となり、熱で変性するのです。変性した神経は痛みを伝える機能を失うため、痛みを感じなくなります。 このような治療は、神経の伝達を遮断して痛みが脳に伝わらないようにするため「神経破壊法」と呼ばれています。神経を破壊するというと恐ろしく感じるかもしれませんが、長期に痛みを抑える優れた治療法として広く用いられています。 従来、リゾトミーはX線による透視画像を見ながらターゲットになる神経を探していました。一部の施設では内視鏡の技術を用いたリゾトミーも行われています。この内視鏡とは、坐骨神経痛などを起こす椎間板ヘルニアの手術(PELD手術)で実用化されているものです。内視鏡で直接ターゲットの神経を探すことで、より確実にねらった神経を遮断することができます。日本国内ではまだできる病院やクリニックは少ないですが、今後普及していくかもしれません。 リゾトミーの術後合併症としての神経損傷 リゾトミーの合併症のうち、後々まで問題になりやすいのが神経損傷です。滅多に起こることではありませんが、神経を傷つけてしまうことで、痺れ・痛み・麻痺などが起こります。 傷ついた神経の再生は非常に困難です。確実に治るという治療法はなく、内科的な投薬治療やリハビリテーションを組み合わせて自然に良くなるのを待つことになります。徐々に改善する方もいますが、症状が長期にわたって続く場合も残念ながら存在します。 術後後遺症に再生医療 術後後遺症が良くならない場合の選択肢として、「幹細胞治療」が期待されています。幹細胞治療とは、臓器や器官の機能再生を目的とした再生医療のひとつです。 幹細胞治療では、「幹細胞」と呼ばれる万能細胞を用います。幹細胞は自分自身を複製できる能力(自己複製能)と体の様々な臓器・組織の細胞に変化できる能力(分化能)をもつ細胞のことを指します。 幹細胞治療では幹細胞のもつ分化能を利用しています。傷ついた部位に幹細胞を投与することでその臓器や器官が「再生する力」を引き出しているのです。 これまで、幹細胞治療は多くの疾患への可能性が示唆されてきましたが、神経もその一つです。従来、傷ついた神経組織は回復が非常に困難と考えられていました。しかし、最先端の再生医療では、この神経の修復もできるのではと期待されています。 https://www.youtube.com/watch?v=5HxbCexwwbE 日帰り再生医療の実際 当院では様々な神経損傷に対して幹細胞治療を提供しています。実際の治療の流れをご説明します。 ①脂肪採取 診察や各種検査の結果から、幹細胞治療を行うことが決定したら、まずは幹細胞の採取を行います。当院では、患者様ご自身の脂肪から幹細胞を採取しています。お臍の下あたりから、脂肪を米粒2~3粒ほどの少量を採取します。傷は1cmほどと小さく、局所麻酔で可能な上、痛みもほとんどありません。 ②細胞培養・増殖 取り出した脂肪から、幹細胞を取り出して培養していきます。当院の細胞加工室の技術は国内トップクラスです。他施設で用いられる牛などの血清でなく、患者様ご本人の血清を用いた培養をすることで、感染症やアレルギーのリスクを抑えています。輸送や保存の際に幹細胞を凍結しないため、フレッシュで生き生きとした状態で細胞の投与が可能です。 ③患部への投与 4〜6週間かけて幹細胞を培養したら、患者様に投与を行います。当院では点滴だけでなく、「脊髄腔内ダイレクト注射療法」を行なっています。背中から細い針を刺して、幹細胞を脊髄のすぐ近くに直接注入する方法です。直に幹細胞を届けることができるため、神経の再生能力がより高まることが期待されます。投与は局所麻酔下で行い、当日にご帰宅いただけます。 まとめ・リゾトミーの術後後遺症にお悩みですか?日帰り最新医療のご紹介 リゾトミーと術後後遺症、また合併症治療の最先端についてご紹介いたしました。 つらい神経障害の後遺症に対してお困りであれば、幹細胞治療をご検討されてはいかがでしょうか。 当院ではしっかりご納得いただいた上で治療を選んでいただくことを大切にしております。お電話やメールでの無料相談も受け付けております。 気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。 No.183 監修:医師 坂本貞範 参考文献 伊達久. 医学と薬学. 77(1): 31-37, 2020. 山口忍, 吉村文貴, 松本茂美, 竹中元康, 飯田宏樹. 日本臨床麻酔学会誌. 34(7): 938-946, 2014. 濱口眞輔, 山田哲平. 麻酔 68(9): 959-965, 2019. 奥田泰久. 日本臨床麻酔学会誌 38(5): 622-626, 2018. 金子和生, 田口敏彦. 日本腰痛学会雑誌 12(1):72-76, 2006. 腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版 Chen KT, Kim JS, Huang AP, Lin MH, Chen CM. Current Indications for Spinal Endoscopic Surgery and Potential for Future Expansion. Neurospine. 2023 Mar;20(1):33-42. doi: 10.14245/ns.2346190.095. Epub 2023 Mar 31. PMID: 37016852; PMCID: PMC10080449. 再生医療ポータル 再生医療について 再生医療の現状と展望
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慢性腰痛の治療に!Rhizotomy(リゾトミー)とは 「腰の痛みがつらい」「慢性的な腰痛の治し方を知りたい」と思いませんか? 慢性腰痛とは、3ヶ月以上続く腰痛のことです。治るわからない慢性的な痛みは日常生活に支障をきたし、心身ともに大きなストレス をもたらします。 マッサージや 薬でもリハビリでも良くならず、ブロック治療を考えた方や実際に試された方もいるでしょう。 「 ブロック治療の効果ってすぐ切れちゃうんでしょう?」 そう思った方は、椎間関節ブロックの効果が一時的であった場合に考慮される「リゾトミー」について知っておくと良いでしょう。 本記事では、リゾトミーの概要や どのような人に有効なのか、 費用や合併症などについても説明していきます。 リゾトミーってなに? リゾトミー(rhizotomy)とは、腰痛に対して行われる痛みを伝える神経を遮断する治療法で、高周波熱凝固法とも呼ばれます。 高周波熱凝固法は、特定の神経をラジオ波と呼ばれる高周波電流を用いて焼き固める治療です。特に 「リゾトミー(rhizotomy)」と呼ぶ場合は椎間関節の痛みに対して行われる「facet rhizotomy」を指すことが多く、ターゲットとなる神経は腰椎の「椎間関節」を支配する脊髄神経後枝内側枝です。 もともと、腰痛はいわゆる「背骨」の構成要素である椎骨や間に挟まった椎間板、その中を通る脊髄から伸びる神経など様々な要素が関わる病態です。中でも特に椎骨同士が連結する関節である「椎間関節」由来の痛みは腰痛の大きな原因を占めます。日本国内の研究では、腰痛患者の5人に1人は椎間関節性の疼痛であると報告されているのです。 椎間関節由来の痛みに有効なのが、脊髄神経の後枝内側枝に局所麻酔薬を投与する神経ブロック(椎間関節ブロック)です。しかし、局所麻酔薬の効果は一時的で、短期間に繰り返しの投与が必要になることもあります。何度も繰り返してしまう場合、神経自体を変性させてしまうことで痛みの伝達を遮断する方法が用いられます。それがリゾトミーなのです。 リゾトミーにおいて、 痛みを伝える神経だけをピンポイントで変性させるため使われるのは特殊な針です。針の先端部以外は絶縁体で覆われ、針先のみ金属が露出しています。X線透視画像と患者様の症状を確認しながら、この針先をターゲットの神経のすぐ近くに移動します 。そして、針端の金属部分から高周波のラジオ波電流を流します 。 ラジオ波電流は神経組織のイオン分子を高速で振動させ、熱を生じます。こうして高温になった神経の変性が起こり、痛み情報が脳へと伝達されなくなるのです。 リゾトミーが有効なのはどんな人? 腰椎の椎間関節ブロックが一時的に効くが、何度も痛みが繰り返してしまい良くならない人に対して適応があります。リゾトミーは、ピンポイントではあるにせよ神経を変性させてしまう処置です。あらかじめ「特定の椎間関節の痛み」であると診断されていることが前提となります。そのため、腰椎関節ブロックが効くことがわかっている必要があるのです。 リゾトミーの費用は?保険は利くの? リゾトミー(高周波熱凝固法を 用いた腰椎後枝内側枝神経ブロック)の費用は、 公的健康保険の対象です。 手技にかかる費用としては保険点数で340点、つまり3400円が算定されます。1割負担の方では340円、3割負担の方では1020円の窓口負担です。 ただし、各種診察や検査、ほかに処方された薬剤などについての諸費用が加算されるため、実際にはもう少し高額になります。また、保険を使うためにはさまざまな制約があります。 一方、自由診療で行なっている施設もあります。自由診療の場合は健康保険を使用する場合と異なり、制約がありません。自由診療では医療機関側が価格を設定できるため、それぞれ費用が異なります。30~60万円程度が相場ですが、詳細は医療機関にお問い合わせください。 リゾトミーの合併症ってあるの? リゾトミーは比較的安全とされていますが、危険性はゼロではありません。針を血管や神経に刺してしまい出血や神経損傷が起こる、針を刺したところに感染が起こるなどが主 です。熱凝固を行う際に穿刺部の痛みを生じることがあります 。また、体内に埋め込まれた金属があると火傷の恐れがあるため、適応外になります。 たとえばペースメーカーや心臓のステント、手術で用いられる釘などがある場合などが挙げられます。 また、非常に稀な合併症に、脊髄梗塞が挙げられます。脊髄の栄養血管が何らかの理由で虚血に陥ることで起こる合併症です。梗塞を起こした神経が支配する部分が痛み、筋力低下や感覚が障害されます。なぜ起こるのかはわかっていません。過去には頚椎後枝内側枝の熱凝固療法時に脊髄梗塞を起こした例が報告されています。 このような合併症で後々まで問題になりやすいのが神経の障害です。神経が傷つくと、新たな痛みやしびれ・麻痺などの後遺症に悩まされることになります。従来はこれらに対してできることは対症療法のみでした。 しかし、最近では最先端の再生医療である幹細胞治療が神経の障害にも有効である可能性が示されています。幹細胞という万能細胞を投与することで、傷ついた神経の再生を促すのです。幹細胞治療を受けることで、神経障害により不自由になった生活を元どおりに戻すことができる人が増えています。 https://www.youtube.com/watch?v=5HxbCexwwbE ▶こちらの動画でも詳しく解説しています。併せてご覧ください。 リゾトミーの弱点とは?これからの可能性について リゾトミーは神経を変性させるため、効果は永続的と考えるかもしれません。 実際は、しっかりと焼き切れていないと神経が再生して痛みが繰り返し てしまうため、長期に効果が続くわけではありません。 しかし、新たな手法により、この弱点をカバーできるかもしれません。それはPELD(Percutaneous Endoscopic Lumbar Discectomy :経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術)という最先端のヘルニア治療で使われる技術を応用した「内視鏡的リゾトミー」です。 PELDでは7mm程度のとても細い筒状の内視鏡を用いてヘルニアの手術を行います。この内視鏡を、リゾトミーで焼く神経を定めるのに使うのが、内視鏡的リゾトミーです。内視鏡で実際に神経を確かめるため、より確実な神経の焼灼ができます。 実際に海外の研究では、椎間関節の内視鏡的リゾトミーは、従来の透視下で行う方法よりも効果がある期間が長かったという報告がされています。日本で内視鏡的リゾトミーを行なっている施設はまだ少ないのが現状ですが、今後普及すればより確実に腰痛を治療することができるようになるでしょう。 慢性腰痛について、気になるQ&A Q:腰痛は温めるのと冷やすのではどちらが良いの? A:慢性腰痛でははっきりとどちらが良いということは分かりません。ただし、急性・亜急性腰痛では温熱療法が痛みの緩和に良い可能性が示されています。ただし、やりすぎは禁物です。皮膚が赤くならない程度にしましょう。 Q:腰痛に対する鍼灸やあん摩・マッサージ・ヨガなどの効果は? A:これらは効果のほどを確かめる研究が難しく、医学的に効果があるかをはっきりと証明することが難しい部分があります。研究の多くは海外からの情報で、日本の実情と異なる可能性も否定できません。そのため、医療者としてこれらの効果に対して言及することは困難です。なお、鍼灸については公的健康保険の対象になることがありますが、医師の同意が必要です。 Q:リゾトミーは内科?整形外科?どこの病院で受けることができるの? A:多くはペインクリニック専門医という痛みの緩和を行う医師が行なっています。また、一部の整形外科でも行なっていることがあります。リゾトミーだけでなく、「高周波熱凝固法」や「ラジオ波焼灼脱神経化」など様々な呼び名で紹介されているため、お探しの際にはご注意ください。 まとめ・慢性腰痛の治療法!Rhizotomy(リゾトミー)とは リゾトミーについて、どのような治療なのか、またリスクや今後の可能性について解説しました。 腰痛の方全員にリゾトミーが必要なわけではありません。しかし、条件が合えば、長く続く辛い腰痛から解放される可能性がある治療と言えるでしょう。 当然ですが、どのような治療法にもリスクは伴います。治療を受ける前にはしっかりとした情報収集と、医師との相談が必要です。 なお、当院ではリゾトミーの術後後遺症に対する幹細胞治療を行っております。術後後遺症でお悩みであれば、まずはカウンセリングを受けてみませんか? No.182 監修:医師 坂本貞範 参考文献 福井 晴偉, 大瀬戸 清茂, 塩谷 正弘, 有村 聡美, 多久島 匡登, 大野 健次, 唐沢 秀武, 長沼 芳和. 日本ペインクリニック学会誌. 3(1): 29-33. 1996. 伊達久. 医学と薬学. 77(1): 31-37, 2020. 山口忍, 吉村文貴, 松本茂美, 竹中元康, 飯田宏樹. 日本臨床麻酔学会誌. 34(7): 938-946, 2014. 濱口眞輔, 山田哲平. 麻酔 68(9): 959-965, 2019. 大瀬戸清茂. 日本ペインクリニック学会誌. 16(3): 301-301, 2009. 腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版 全国健康保険協会 はり・きゅう、あん摩・マッサージのかかり方 出沢 明. 臨床整形外科. 58(9): 1167-1172, 2023. Chen KT, Kim JS, Huang AP, Lin MH, Chen CM. Current Indications for Spinal Endoscopic Surgery and Potential for Future Expansion. Neurospine. 2023 Mar;20(1):33-42. doi: 10.14245/ns.2346190.095. Epub 2023 Mar 31. PMID: 37016852; PMCID: PMC10080449.
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慢性腰痛治療のリゾトミー、メリット・デメリットはある?医師が解説 「 慢性的な 腰痛にいい治療法はないの?」「痛の治療を知りたい」このような疑問や悩みはありませんか? 慢性痛に対する治療方法として、 リゾトミーがあります。しかしリゾトミーについては情報が少なく、具体的な治療について知らない方も多いでしょう。 本記事ではリゾトミーの詳細として、適応となる腰痛や治療の方法、メリット・デメリットを解説します。腰痛の治療方法について気になる方は参考にしてください。 リゾトミーの適応 リゾトミーは長く続く治りにくい腰痛(慢性腰痛:まんせいようつう )に対する治療です。 慢性難治性腰痛はさまざまな原因がありますが、背骨の関節である椎間関節(ついかんかんせつ)の変形により増殖した知覚神経が原因となっている腰痛の場合、リゾトミーが適応になります。 ここでは椎間関節の変形による腰痛と、 リゾトミーの適応となる腰痛について詳しく解説します。 椎間関節とは? 背骨は椎骨(ついこつ)というブロックのような骨 が積み重なってできています。椎骨の背中側には、 関節突起(かんせつとっき)と呼ばれる出っ張りが上下にあります。 積み重なった上下の椎骨にある関節突起が重なってできた関節が、 椎間関節です。 背骨の動きは、この 椎間関節によって作られます。 椎間関節の変形により起こる腰痛 加齢や運動、衝撃などで繰り返し腰に負担がかかると椎間関節に変形が生じます。 椎間関節が変形すると、知覚神経と呼ばれる痛みを感じる神経が過剰に増えてしまいます。知覚神経は感覚神経とも呼ばれ、痛みを感じる神経でもあります。 上記のように知覚神経の過剰な増殖により痛みを感じやすくなってしまう状態が、慢性腰痛の原因の1つです。 知覚過敏による慢性腰痛がリゾトミーの適応 椎間関節の変形により知覚神経が過剰に増えて 、腰痛が慢性化してしまうと、コルセットや薬物療法などの保存療法では改善しない場合があります。 慢性腰痛 に対して、痛みの原因となっている知覚神経へアプローチ して痛みの改善を図るのがリゾトミーによる治療です。 リゾトミーの具体的な方法 リゾトミーとは、痛みに敏感になった知覚神経の枝が、変形した椎間関節に入り込んでいる所に対して、ラジオ波と呼ばれる高周波数で発生する熱を利用して焼いてしまいます。その結果、神経の過敏状態の改善が図られることで、 疼痛が緩和されるのです。 ラジオ波の照射には皮膚を切開する必要はなく、針のような電極を刺してレントゲンで透視しながら患部にあてます。針は鉛筆やボールペンよりも細いため、大きな傷を作ることなく治療が可能です。 もし椎間関節の変形が複数あり、複数箇所にラジオ波の照射が必要な場合でも、局所麻酔で同時に治療できます。局所麻酔下で治療が可能ですので 、短時間かつ日帰りで手術できます。 リゾトミーのメリット リゾトミーは、 保存療法では改善されない難治性の腰痛に対して改善が期待できる点が大きなメリットです。 また治療内容に関しても以下のようなメリットがあります。 ・短時間の治療 ・入院するケースが少ない ・治療による傷が少ない 手術の時間は短く、15分〜30分 程度で終了します。 局所麻酔による手術ですので入院の必要がなく、術後は1時間程度安静にした後、 歩いて帰宅することが可能です。 また、2mm〜5mm程度の大きさの傷(ラジオ波を照射する針を刺すときにできる傷)のみで、皮膚を切開しないため、術後に縫合する必要もありません。 複数箇所行う場合でも、上記の大きさの傷が4箇所程度で済むため体に対する負担の少ない手術です。 リゾトミーのデメリット リゾトミーは保険が適用されない自由診療の治療です。 腰痛に対する自由診療の手術として、他にもPELD(内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術)やMEL(内視鏡下脊柱管拡大術)などの治療方法があります。 どの治療方法も自由診療だと全額自己負担になるため、治療費が高額になります。リゾトミーの治療費の相場はは60万円〜70万円 です。 また、どの病院でも治療が可能なわけではなく、日本では脊柱を専門とする一部の整形外科で実施されています。そのため、リゾトミーに 関する知識や技術を持った医師がいる施設で、自由診療でしか治療を受けられない点はデメリットです。 リゾトミーを受けるためには、治療とに必要な高額な費用 と施対応している医療機関が少ない設を探す手間 が必要な点は理解しておきましょう。 なお、リゾトミーの術後後遺症として以下のようなものがあります。 ・術後の血腫 ・術部の感染 ・神経損傷 ・血栓症 術後後遺症として神経損傷による障害が残った場合は、再生医療(幹細胞治療)が適応となります。術後後遺症に対する再生医療(幹細胞治療)についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。 https://www.youtube.com/watch?v=GcUDE6GCblE まとめ・リゾトミーは難治性慢性腰痛の治療として自由診療で可能 リゾトミーは、 薬物療法やリハビリなどの保存療法では改善できなかった慢性的な腰痛の改善が期待できる手術です。 局所麻酔で手術ができ、傷も小さくて済むため体への負荷が少なく、短時間かつ日帰りで受けるらことができますれます。しかし治療を受けられる施設が少ない、自由診療のため治療費が高額になるといった点はデメリットです。 術後後遺症の治療に対しては、再生医療(幹細胞治療)が適応となります。 本記事を参考にリゾトミーに対する概要やメリット・デメリットを理解して治療を検討しましょう。 No.181 監修:医師 坂本貞範
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慢性腰痛にリゾトミーは有効?手術の費用や期間について 慢性腰痛は多くの人が抱える問題であり、その治療方法は多岐にわたります。慢性的な痛みは日常生活に影響を及ぼすことがあり、適切な治療が求められます。 この記事では、慢性腰痛の治療法の一つであるリゾトミー(高周波熱凝固法)の効果や手術費用、治療期間について詳しく解説します。 慢性腰痛とは 慢性腰痛は、一般的に「12週間以上持続する腰痛」のことを指します。 慢性腰痛で多くの場合は、 腰の痛みに対する治療が効かないために慢性化してしまっています。そのため、疼痛を一気に解決するような効果的な治療法が存在しないことが多いとされています。 また、腰痛のための安静や活動制限が続いてしまうと、廃用性に体幹や全身の機能が低下します。この結果、日常生活や職業などの社会参加が障害されることになってしまいます。 慢性腰痛の原因 慢性腰痛の原因はさまざまです。例えば、椎間関節や椎間板、靭帯、筋などの組織が、過度な負荷によって傷ついて しまうことがあります。また、椎間板ヘルニアや、腰椎すべり症、腰椎分離症、変形性脊椎症なども腰痛の原因となります。 その他、慢性腰痛には心因性、つまり心の問題が原因となることもあります。実際に、ストレスによっても腰痛が生じることがわかっています。 慢性腰痛の治し方 慢性腰痛に対しては、マッサージや鍼治療が有効な場合があります。マッサージは筋肉の緊張を和らげ、鍼治療は身体の特定のポイントを刺激することで痛みを緩和する効果が期待できます。 また、症状に合わせて痛みがある部分を冷やすことで炎症を抑えたり、温めることで血流を促進し筋肉の緊張を和らげたりすることも効果的です。 痛みを和らげるために、運動療法や薬物療法も役立つと考えられます。 リゾトミーの概要と効果 リゾトミーは、慢性腰痛の治療法の一つで、高周波熱凝固法(こうしゅうはねつぎょうこほう)とも呼ばれます。 この手術では、高周波の熱を使って痛みの原因となる神経を焼き切ります。リゾトミーは、特に神経根の圧迫による痛みに対して効果があるとされています。 リゾトミーを行う際には、以下の 手順で行っていきます。 1.患者様 の準備 患者様 は手術台にうつ伏せになります。医師は、対象となる腰椎の横突起関節(おうとっきかんせつ)の皮膚を洗浄・滅菌します。 2.局所麻酔 局所麻酔薬を注射し、皮膚とその下の組織の痛覚を抑え ます。 3.針の挿入 X線透視下で、皮膚を通して特殊な針を挿入し、腰痛の原因と考えられる細い神経に針先を向けます。 4.テスト 針が正しい位置にあることを確認したら、小さな電流を通して流し ます。そして、神経に近いことを確認し、筋肉のひきつれや痛みの誘発をテストします。 5.高周波焼灼 正しい針の位置を確認した後、高周波エネルギーが針を通して送られ、神経を加熱・焼灼(破壊)し、痛みの信号を遮断します。 6.手術後のケア 針を除去し、挿入部位を包帯で覆います。しばらく経過観察し、その後には帰宅が可能です。 治療の費用と期間 リゾトミー治療の費用は医療施設によって異なるものの、一般的には数十万円程度が相場となっています。 治療費用には、手術費用、検査費用、入院費用などが含まれています。 リゾトミー治療は、保険の適応外の自費診療になり、治療費は高額になる場合が多いです 。そのため、リゾトミー治療を受ける患者様は保険の適用条件や具体的な費用について、事前に医療機関に確認することが重要です。 腰痛が治るまでの期間については、手術自体は通常1日で完了しますが、完全な痛みの軽減を実感するまでには個人差があり、数週間から数ヶ月かかることがあります。 治療後は、手術を受けた整形外科病院等へ定期的に通院し、フォローアップやリハビリテーションが必要になることもあります。そのため、医師の指示に従って適切なケアを続けることが大切です。また、治療の効果や安全性に関する最新の情報を確認し、リスクや副作用についても十分に理解しておくことが望ましいです。 リゾトミーのリスクと再生医療 リゾトミーは慢性腰痛の治療法ですが、いくつかのリスクが伴います。 リスクしては、感覚低 、筋力の低下、感染、出血や神経損傷などがあります。これらの症状に対して、再生医療が有望な治療法として注目されています。 再生医療は、損傷した組織や細胞を修復または再生させる技術で、リゾトミーの後遺症を克服する可能性があります。例えば、幹細胞療法は神経損傷の修復や機能回復を目指すもので、今後の研究の進展が期待されています。 まとめ・慢性腰痛にリゾトミーは有効?手術の費用や期間について 慢性腰痛の治療法としてのリゾトミーは、神経根の圧迫による痛みに効果的ではありますが 、リスクも伴います。治療を受ける前には医師としっかりと相談し、利点とリスク を十分に理解することが重要です。 リゾトミー治療には感覚低下や筋力の低下、神経損傷などの後遺症が生じるリスクもありますが、再生医療の進展により神経の修復が期待されています 。リゾトミー治療と再生医療を組み合わせることによって、今後さらに治療法の選択肢が広がることが望まれます 。 No.180 監修:医師 坂本貞範 参考文献 慢性腰痛の疼痛管理─リハビリテーションの視点で.日本腰痛会誌.2004;10(1): 23-26. No.1 ストレスと腰痛 こころの耳 厚生労働省 Lumbar Facet Syndrome and the Use of Radiofrequency Ablation Technique as an Alternative Therapy: A Systematic Review.Rev Bras Ortop (Sao Paulo). 2023 Apr; 58(2): 199–205. Cohen SP, et al. Regenerative medicine and pain management.StatPearls [Internet].Last Update: January 16, 2023.
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